H28-06-25
労働安全衛生法 完了
全体進捗 22%
あと8科目。
*人間的な営み
大学院で世話になっていた先生から数年ぶりに電話がきた。
人懐っこいおじいちゃん先生で時折、一緒に食事にいったりしたものだ。
また、大学時代の友人と久々に飲んだ。
部活経由で知り合った他大の友人たちで、うち何人かの結婚式の幹事をしたりしたのだが、
自分の結婚式には呼ばなかったのでちょっとあれかなという気もしたが、
そんなことは大して気にしていない様子。
昔から私は悪気無くそういうことをする人間だと認識されているからだ、
と思っておこう。
と、この数日不思議と懐かしい面々と旧交を温めたのであった。
*以下の本を図書館で借りて読んだ。
このQEDシリーズは、非常に面白い。
歴史、神話の謎と現代のミステリーを掛け合わせて、同時に解くといった体。
10数年前に先輩に紹介されて読んでいたのだが、
今年は御柱祭ということで、久々にこの巻を借りて読んだ。
御柱を知る人は思うだろう。
そもそも御柱祭の目的はなにか、諏訪神社はなぜ上下あるのか、あの柱は一体何を意味しているのか?
その辺の謎が明らかに!
というか、一つの解釈、一説が示されるわけです。
殺人事件と絡めて。
面白いです。
そして、この本を今日読み終えたところ、明日日曜、NHKで御柱特集があるという。
しかも、神話から説き起こすらしい。
ーーーーーーーー以下、ネタバレーーーーーーーーーーーーー
QEDの説だと、御柱はタケミカヅチに敗れたタケミナカタを諏訪に封じ込めるための結界であり、御柱はタケミナカタに敗れた諏訪の先住の神であるミシャグチ神であるという。ややこしいが、出雲でタケミカヅチとの戦いに敗れ、追われたタケミナカタがたどり着いたのが諏訪であったが、そこには先住のミシャグチがいた。なので、タケミナカタはミシャグチと戦い、これに勝った。タケミナカタは「諏訪から出ません」とタケミカヅチ等の神々に誓った。その担保としてミシャグチが使われた。ということだと理解している。
とはいえ、先住のミシャグチはタケミナカタに敗れている。タケミナカタに敗れたミシャグチが、自分より強いタケミナカタを封じるために、怨霊の力を借りて封じようと考え、人柱(生贄)を立てた。それが今では木の柱になっている。蛙、鹿を使った血なまぐさい神事の存在も神々すなわちその時代の権力者、勢力の関係性を裏付けるという。
理解が正しければ、そのような説。
怨霊の怖さは、菅原道真で示されているし、人柱は南方熊楠が「人柱の話」で日本をはじめ古今東西で行われていたことを記していることからすると、自然な解釈に思える。それ以外にも考慮要素はあるだろうが。
NHKがこの辺の説を検証してくれるのかしら、と思いつつ、明日を楽しみに生きるのであった。