日報(シーズン3)

圧倒的な他律で自律。阿鼻叫喚のシーズン3。

セルフ・ハンディキャッピング(Self-handicapping)

▽私的定義

あえて自らハンディキャップを課し、自己保身を図ること。

Wikipedia参照

 

▽学習との関係

【結論】

セルフ・ハンディキャッピングは極力回避しなければならない。

【理由】

目標達成の障害になる。

 

1.セルフ・ハンディキャッピングはなぜ生じるか

 何らの不足もない素晴らしい環境の下で、自らの能力・時間のすべてを投入して学習をしたにもかからわず、臨んだ結果が得られなかった場合、被る精神的ダメージは甚大になる。自らの能力の限界、無力感をはっきり感じるからだ。

 なぜ精神的ダメージを受けるか。それは失敗の原因が自分自身に「しか」ないからだ。それゆえ、失敗につき自分を内面的に責めるしかない。

 他方、仮に失敗の原因が自分自身「以外に」あった場合、失敗につき自分を責める必要は軽減・消滅する。自分の外に存在する失敗の原因を責めればよいからだ。環境が整っていない、仕事が忙しい、家事が忙しい、お金がない、時間がない、病気などなど。

 セルフ・ハンディキャッピングは、将来の自分自身を守るために、あえて目的達成の外部的な障害を自分で作り出す行為だ。

2.セルフ・ハンディキャッピングはなぜ極力回避しなければならないか。

 障害は学習に支障をきたすゆえに障害であり、学習の効率という点からすれば障害は無いに越したことはない。人間生きていれば、自作しなくても障害は外から大なり小なりやってくる。それ以上、障害を増やす必要はない。

 結果への恐怖は誰しも避けられないが、その対処の仕方はセルフ・ハンディキャッピング以外の方法によるべきだ。

 それが何かはまた今度。

 

*上記文章は私見であり客観性、正当性の保証はできません。