H28-07-13
過去問 労働基準法 進捗 91/150
科目進捗 0/10
*記憶
お勉強しているとあまりの自分の記憶力のいい加減さにうんざりしますが、
ネット上では忘れられる権利が問題となるという状況。
ネット、IT技術の進展により、個人的記憶、社会的記憶がより鮮明に劣化することなく保持される状況となっている。
かつては、昔の写真は白黒、さらに昔は絵、であり、その記録媒体の古めかしさ自体が「過去感」を演出していたといえる。たとえば、古い写真機や8mmで今現在を撮影すると、どこか懐かしい雰囲気を帯びるというのは、記録媒体自体の古めかしさがもたらす過去感の演出といえるのだと思います。
今後、記録媒体がどの程度進歩していくのかわかりませんが、より鮮明に現在を記録することは可能なわけで、20年、30年後に今記録したものを見た時にどう感じるか。すくなくとも、2016年現在に1980年ごろの写真、映像をみる感覚とは違うのではないかなと思うのです。
そうすると、過去はもっと身近なものになるのではないかなと。
今も昔も変わらないよね、感が増すのではないかなと。
そのことは人の考え方や価値観にどういう影響を与えるのだろう。
そして、別のベクトルの話として、半永久的に記録が残り、個人がコントロールできない状況で生じる忘れられる権利の問題。
一度ミスをすると、いつまでもほじくり返される。
それを前提にすると、常に間違えないように身構えて生きていかなければならなくなる。
非ネット、非IT化して逃げようとして、どこまで逃げられるのか。
SFみたいな話ですな。