日報(シーズン3)

圧倒的な他律で自律。阿鼻叫喚のシーズン3。

間隔反復

物事を効率的に記憶するにはどうしたらよいのだろうか。

本にあたると、いくつかの研究結果が出てくる。

エビングハウス忘却曲線は有名である。

今では間隔反復という学習技術がある。

 

要は、一度学習しただけでは忘れ行く一方だが、適切なタイミングで復習することで忘れない、すなわち「覚える」ことができるという話だ。

問題は「適切なタイミングて何?」ということだ。

前回の学習からどの程度の期間をおいて復習したらよいか。
結論としては、ある程度忘れてきた頃合い、ということらしい。
まだ前回の学習の記憶を保持しているときに復習をしても、あまり意味はないらしい。

なぜだろうか。
脳が記憶する理由というのは、その事項を覚えるということが、重要な価値を持っていると判断するからだ。
まだ覚えていることを復習する。そこには思い出すという手間がない、あるいは少ない。
思い出すという手間をかける必要のない事項は、重要性が低い。
逆に、必死に思い出さなければならない事項というのは重要性が高い。
そのように脳は無意識レベルで判断するらしい。
意識のレベルでは、どっちも重要だと思っていても、無意識レベルではそのような重要性のラベル付けが行われるようなのだ。

以上を踏まえると、無意識レベルで重要性を認識させることが、記憶にとって重要ということになるから、ある程度忘れたころに「あれ何だっけ?」と思い出しながら復習をすることがよいということになる。

というところまでは分かったが、具体的にこのタイミングに従えば、絶対に暗記できるというものはないようだ。記憶にはタイミングだけでなく、意味理解や感情といった要素も関連してくるようでそう単純ではないらしい。

とはいえ、ある程度有効な復習のタイミングというのもあるのは事実で、アプリでその復習のタイミングを管理できるものがある。
私はAnkiというものを使っている。
単語帳をデジタル化したもので、暗記に適したスケジュール管理を勝手にしてくれる。
アナログでもできるが、面倒だから使っている。

効果のほどは明確に数量化できず、不明。